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さりげなくニュース2008.3.09


  3月1日イスラエル軍はパレスチナのガザ地区を地上部隊が攻撃して46人の死者と170人を超える負傷者をだした。
 
  このガザ地区を支配しているのは一般的に過激派と言われているハマスである。過激派と言われてはいるものの2006年1月の選挙では第一党になるほどの市民の支持を得ている過激派である。なぜ過激派なのかはイスラエルという国家を認めないと正面きって宣言し、暴力を前面にだしてもいるところに見出せる。こういう派が運営する政府をたとえ選挙の結果だからといって欧米は決して認めようとはしなかった。具体的にはハマスを排除しない限り援助は凍結するという圧力をかけ続けている。結果的にパレスチナは二つに分裂し、土地の広い西岸地区は穏健なファタハが手中に収め、一方南北50キロ、東西10キロの狭い土地、ガザ地区をハマスが治めることになった。
 
  この地上軍投入を中東大戦争になると危惧する見方がある。まず最初にヒズボラとの戦端はきって落とされ次いでシリアやイランの参戦へと連なるというものだ。その予兆として2月12日シリアのダマスカスでの4者会談を指摘している。この会談でイラン、シリア、ハマス、ヒズボラは対イスラエル戦争準備を打ち合わせたと言われている。それには付録がつき、ヒズボラの重要な軍事担当者ムグニヤがイスラエルの諜報機関モサドによって爆殺されている。イスラエル側は報道機関に対して否定はしなかった。
 
  イスラエル側は本格的な侵攻との見方を否定してイスラエル紙に通常作戦の一環というコメントを寄せている。これは侵攻の数日前に東京でライス国務長官とオルメルト首相との会談がもたれたと言われているがそれとの関連も指摘されている。
 
  中東が混沌としても影響を被らないのはロシアである。石油を初めとするエネルギーが高騰している限りロシアに利は大きい。一方の当事者であるアメリカは、イスラエルの右派リクードの思いのままに操られ、イラン空爆まで視野に入れざるを得ない状況までも押し込まれた。イラク攻撃ではアラブの全部から反米感情をもたれ、このままイスラエルの手のなかで踊らされ続けるときドルの基軸通貨としての地位も失墜しかねない。それはとりもなおさず中東での覇権の喪失を意味する。またそのことはロシアや中国の台頭ということの裏返しでもある。
 
  種子島程度の広さの土地に142万人が住むガザ地区はエジプト側の国境線を壁で封鎖され、最低限のエネルギー援助を敵のイスラエルから与えられることによってのみ生き永らえている。この惨状が続くならアフガン、ボスニアなどのように「イスラムの受難」というヒーロー的存在になりかねないと指摘する向きもある。
 
  人道的見地から最大のパレスチナへの支援国EUもようやく動き出すきざしだ。
 
  パレスチナ問題でのユダヤ人の主張をかいつまんで言えば「ユダヤ人から最初に土地を盗んだのはローマ人だがその後アラブ人が手に入れたからといって所有権はない」。一方のアラブ人の言い分は「勝手に人の土地にやって来て国を造るなど盗人猛猛しい」となるのであろうか。