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さりげなくニュース2007.9.09


  7月に露になった情報は見方によっては驚きとともに意外性のあるものであった。日本における石油業界最大手である新日本石油がイラン原油の輸入を円建てで行うことに合意したというものであった。石油取引にユーロ建てあるいはルーブル建てへの移行の動きはあるものの円建ては意外であった。これまでイランはアメリカから長らく経済封鎖を受けドルは不足して日量世界第二位の原油生産国であるが国内でのガソリンが不足し輸入もままならず焼き討ちの暴動が起きる国である。国内の石油精製能力の不足がその要因と見られている。  

 アメリカの強さの源はドルが強いということに異論はないはずだ。制裁を課している通貨がドルである。そこに円が入り込むということは制裁に風穴を開けることであり、またドルの基軸通貨という地位に真正面からニエットと言っているようにうけとめられかねない。こういう大胆なことをなす背景はなにであろうか。何か読みがあるはずである。第二次対戦の日本の精神構造である、特攻隊を組織して突っ走るがタメがきかず全面降伏といった刹那の精神構造を継承しているわけではないだろうが、深い世界構造への熟慮なくては出来ないことだ。  
 
 従来石油を支配していたのはセブンスターズでアメリカ系の五社とイギリス系の二社のメジャーであった。それは他でもなくロックフェラー財閥とロスチャイルド財閥そのものでもあった。今この石油支配に異変が忍び寄っているという指摘がある。反米を表立って表明しているイランとベネズエラである。それぞれNIOCとPDVSAという会社である。それに非米的なロシアのガスプロム、中国のCNPC。それにイスラム系でサウジアラビアのサウジアラムコ、マレーシアのペトロナス。いずれもイスラム敵視政策をとられている国、中国やロシアのように軍事包囲網をとられている国であることに共通項を見出すことができる。これらの国に加えてブラジルのペトロブラスで新しいセブンスターズと言われ始めている。今後半世紀の間での開発予定の油田の九割はこの新セブンスターズの地域に集中していると言われている。  

 近い将来ドルが暴落し世界の消費を一手に担ってきたアメリカ経済に異変が起こると言われ始めている。  
 
 現在日本の外貨準備高は9,000億ドル強であり、その八割以上を米国財務省証券で保有している。暴落したドルのババを誰が引くのかのゲームがすでに始まっているとの指摘がある。 

 ベネズエラ産原油も購入することに決定した新日本石油の行動は日本の軍事、外交を丸ごと引き受けているアメリカにどう写るのか。石油安定供給が従来通り事もなく推移するのか。アメリカと田中角栄にみる恐怖を通り越したトラウマにとりつかれている政策決定者にとって今後の舵取りは大変だ。経済産業省は事なかれ主義に徹しているのは調達先多角化の点から至極当然だ。財務省や外務省はアメリカからの反発に恐々とし民間に水面下で圧力をかけざるをえない立場だ。落ち着くところはアザデガン油田にあって権益を大幅に縮小せざるを得なかった選択と類似するのかもしれない。