さりげなくニュース12/17

   3年連続で9%台の経済成長率を誇っている中国の姿がある。今年の国内総生産(GDP)の成長率は9.4%になる見通しだ。現在GDPはカナダを抜き世界第7位だ。人口13億人という巨大市場と相俟って、大国の風格を自他ともに認めるところだ。(5年後に為替ベースでのGDPは日本と肩を並べる可能性がある)
 東アジアサミットでは日本を尖兵とする、実質的米中覇権争いの火蓋が切って落された。 
 将来的に東アジア共同体が実現すれば、30億という世界人口の約半分に達する巨大市場の誕生だ。中国はサミット前夜から靖国神社参拝問題を持ち出して主導権獲得に向け、日本を孤立化すべく外交攻撃を強めた。日本の安保理常任理事国入り阻止に向けた行動と相通ずるものがあった。小泉首相は靖国は外交カードにはならないと意に介するでもなく、主張するところは主張をし、サミットの参加国にアメリカともっとも仲の良いオーストラリアを参加させることを実現し、中国の主導権を挫いた。同盟国の日本を通してアジア構想に関与するというアメリカの意図に忠実であった。 一方、現在小泉外交の命綱である日米関係の根幹を揺るがす問題がもちあがっている。在日米軍再編をめぐる普天間飛行場の移設問題である。沖縄住民の反対で移設場所は名護市辺野古沖、キャンプ・シュワブ沿岸部と二転三転し、工事は遅々として進んでいない。最終リミットは来年の3月となっているが、すべての地元が反対している現状では 暗雲の立ち込み始めと表現するほかはないようだ。